第67回エミー賞授賞式が9月20日夜、Microsoft Theatre(formerly
Nokia Theatre, Los Angeles, CA)で開催された。受賞対象は2014年6月から2015年5月までのTVプログラムで、ノミネーションは7月16日に発表されていた。司会はAndy
Sambergが務め、セレモニーの模様はFoxが全米中継した。
Drama作品賞は”Game of Throne”(HBO)が受賞。Comedy作品賞は”Veep”(HBO)が獲得した。HBO作品がComedyとDrama
部門でダブル受賞したのは今回が初めてである。しかもGame of Throne は12部門で受賞し、最多受賞の新記録を樹立した。
Viola Davis : Leading Actress on How to Get Away with Murder |
ここ数年好調だったStreaming ServiceのNetflixは、HBOの最多受賞の影響で4部門受賞に止まった。そのうちの一つはDrama部門助演女優賞Udo
Adubaで、去年に続く2年連続受賞である。出演作の”Orange Is the New Black”は2013年スタートしたドラマで、タイトルがファッション界で流行語になった。女子刑務所が舞台のドラマだから当然LGBTが絡むわけで、これだけ同性婚が話題になっている現在にヒットしないはずがない。
Orange is the New Black |
Drama主演男優賞はJon Hamm(Mad Men : AMC)、主演女優賞はViola
Davis(How to Get Away with Murder : ABC)が受賞した。Davis はエミー賞67年の歴史で初のアフリカンアメリカン女優の受賞である。コメディの主演男優賞はJeffrey
Tambor(Transparent : Amazon)、主演女優賞はJulia Louis-Dreyfus(Veep : HBO)が獲得した。
Seth Meyer ; Leading Actor on Mad Men |
TVが最強のトレンドセッターだった時代は遠い昔に去った。現代の TVは社会メディアの一つに過ぎない。しかし情報のショーケースとして、依然強力な機能を保持している。TVは今後もクロスカルチャーハブとして重要な役割を担うであろう。
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