lululemon athletica, image from Newsletter. |
Saks Fifth Avenue, image from Newsletter. |
暦の上ではたしかに春だが、しかしまだまだ日常は寒い日が続く。セントラルパークではようやく薄緑の新芽が出始めた頃なのに、春の装いにしろと言われても、はいそうですかというわけにはゆかない。そこでまだまだ寒いニューヨークを捨てて、暖かいトロピカルリゾートに出かけようと呼びかけることになる。
Urban Outfitters Without Walls, image from Newsletter. |
しかし3月はCollege Basketballで男達は浮き足立っているし、若者はSpring
Breakでカリブ海のリゾートに出かけてしまうから、小売りチェーンとしてはそれを念頭においてプロモーションしなければならない。
大人の男にはバスケットボールシューズとカレッジユニフォームなら当たり外れはない。なにしろ4月6日(決勝)まで、1カ月間毎日のようにTVでゲームや結果が放映されるから効果は絶大である。しかし、これはNikeやFoot
Lockerの専売特許で、一般の小売りチェーンにはほとんど恩恵はない。
Barneys New York, image from Newsletter. |
それでは大人の女性にはどうアプローチするかというと、たいがいの小売りチェーンはトロピカルリゾートスタイルをプロモーションする。女子高生と女子大生がSpring
Breakに出かけるんだから、大人の女性はSpring Get Awayで対抗しましょうという魂胆である。昔だったらトロピカルヨガがテーマだったが、最近はヨガなどダサいと敬遠されて、サーフィンがメインストリームになった。なにしろQuiksilverやBillabongはギブアップ状態だから、このさいスイムスーツとビーチファッションは狙い目になっているのである。真夏にスイムスーツやビーチアクティブを売る人は頭のおかしい人たちであって、春こそ絶好の販売シーズンなのである。
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