2015年5月30日土曜日

Sepp Blatter won another term as FIFA president

FIFA headquarter, Zurich, Switzerland.
第65回FIFFA総会(Zurich, SUI)が5月29日開催され、同日行なわれた会長選でSepp Blatterが会長に再選された。FIFA役員は209地域メンバーで構成され、会長選出は過半数獲得が必要である。Blatterは1回目の投票で過半数を獲得できなかったが、Prince Ali bin Husseinが決選投票を辞退したため再選された。
Blatterは1975年FIFAディレクターに任用され、1998年に第8代会長に選出された。その後4期連続再選され、今回は5期目である。BlatterはFIFAを巨大な利権団体に育成し、協会は2011〜14年には57億1,800万ドルという巨額の資金を集めるまでになった。
Sepp Blatter celebrate his reelection.
FIFAは総会直前の5月27日、米国司法省からオフィシャルの告発を受けており、スイス捜査当局は米国の要請を受けて7人をチューリッヒで拘束した。米国司法省の指揮をとっているのはLoretta Lynch司法長官で、告発に連動してCONCACAF(The Confederation of North, Central America and the Caribbean Football Association)のマイアミ本部を家宅捜査するなど積極的な動きを見せている。Lynch は27日にニューヨークで記者会見し、腐敗は世界のサッカー界を汚染し、組織的で根が深い。不正はFIFA役員の少なくとも2世代に跨がって続いており、海外だけでなく米国内でも行なわれたと確信していると表明した。
Mrs Linda Barras and Mr Sepp Blatter.
Blatterはまもなく80歳だが、世界サッカー競技運営とFIFA陣頭指揮になみなみならぬ意欲を見せている。世間の常識ではそろそろ孫の相手でもする年齢だが、自分の孫娘どころか、親子ほど年の違うガールフレンドのほうが興味あるようで、EUのタブロイド紙を賑わしている。これだけお盛んなら5期で引退どころか、6期も務められるのではないかという声も上がっている。

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