2015年5月3日日曜日

The Fight of the Century : Floyd Mayweather, Jr. vs Manny Pacquiao


世界ウエルター級王座統一戦が5月2日、MGM Grand Garden Arena(Las Vegas, Nevada)で行われ、8階級世界チャンピオン(日本では6階級表示)Manny Pacquiaoと5階級世界チャンピオンFloyd Mayweather, Jr.が対戦した。タイトルはWBA(Unite WBA)、WBC、WBO、The Ringの統一戦で、2009年以来の交渉が実ってようやく実現した。Mayweather(38歳:米)は47戦全勝(26KO)でこれまで無敗、いっぽうPacquiao(36歳:比)はOscar DeLa Hoyaをしのぐ8階級制覇、57勝5敗2分けの戦績だった。McCarran International Airportはプライベートジェットが全米から 飛来し、週末のMGM Grandはオスカー授賞式並みの混雑だった。リングサイドは芸能界とスポーツ界の大物が所狭しと居並び、世紀の一戦を観戦した。
 Manny Pacquiao, left, and Floyd Mayweather, Jr.
両者は現在世界最高評価を受けているボクサーで、対戦が待望されてきた。今回の対戦ではMayweatherが1億2千万ドル、Pacquiaoは8千万ドルと、ファイトマネーも破格で、対戦はThe Fight of the Centuryとまで呼ばれた。試合はリーチを生かして距離をとった作戦で終始Mayweatherのペースで進んだ。4回、6回にはPacquiaoがMayweatherをロープに追いつめる善戦を繰り広げたが、ジャッジ3人の判定は118-110、116-112、116-112で、Mayweatherが勝った。Mayweatherは48戦全勝、Pacquiaoは57勝6敗2分けとなった。
 Manny Pacquiao, image from Nike.
この1カ月間、全米はThe Fight of the Century、世紀の一戦で湧いてきた。TVもプリントメディアもソーシャルメディアも連日、世紀の一戦を囃し立ててきた。試合は今一つ盛り上がりに欠けたが、興行的には大成功で、最大目標のボクシング人気復活にも十分成果を上げた。

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