2014年7月4日金曜日

Glastonbury Festival 2014

Glastonbury Festival of Contemporary Performing Arts
Glastonbury Festival of Contemporary Performing Arts
アメリカは4月にフェスティバルシ−ズンが始まるが、ヨーロッパは少し遅れて5月からシーズンインする。夏を祝う夏至祭(6月21日)が終わると、ヨーロッパのフェスティバルイベントは本格化するのである。6月25〜29日にはGlastonbury Festival 2014(Worthy Farm, Pilton, Somerset, UK)が開催された。毎年6月最終週末に5日間開催されるフェスティバルで、ミュージック、映画、コメディ、ダンスなどが上演され、観客動員は約13万人のメガファエスティバルである。
attendats at Glastonbury Festival of Contemporary Performing Arts
今年のヘッドライナーはArcade Fire、Metaliica、Kasabianだったが、今年は彼等がぶっ飛びそうな2人の超大物ゲストも招待されていた。なんと金曜日(27日)にはDebbie Harry、日曜日(29日)にはDolly Partonが登場したのである。ヒャー、Blondieはまだ現役だったんだー!
最近の青少年は“Blondie”と言ったって知らないだろうが、Debbieはパンクロックバンド“Blondie”で一世を風靡した大スターだった。いっぽうDollyはアメリカの歴史を作って来たカントリーポップの女王だ。はっきり言わせてもらうが、デビュー当時のMadonnaなんかDebbieのコピーにすぎなかった。
まあ、そういうことはおいといて、Glastonbury FestivalはもともとPilton Pop, Blues & Folk Festivalと呼ばれ、1970年にスタートした由緒正しきフェスティバルである。どれくらい由緒正しいかというと、2008年にJay-Zをヘッドライナーに迎えようとしたら反対意見が持ち上がったくらいです。
Debbie Harry and Jerry Hall perform Atomic at Glastonbury 2014.
アメリカの代表的サマーフェスティバルはCoachella Festivalで、観客動員は20万人を超える。規模ではCoachellaがGlastonburyを上回るが、Coachellaのスタートは1999年で、Glastonburyとは親子ほど歴史が違う。それにCoachellaはミュージック中心で、ティーンや20代前半のヤングアダルトが対象だから、観客もチャラチャラしていていかにもアメリカ的である。いっぽうGlastonbury は大人も対象だから、雨降りだとゴム長靴履いてやってくる。アメリカとイギリスはフェスティバルスタイルも全く違うのである。しかし最大の違いはCoachellaはMadonnaをゲスト(2006年)に迎えたが、GlastonburyはBlondieを招いたという点だ。Glastonburyはエラい!!!

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